間借りを活用した飲食店で、近ごろ話題になっているのが、“間借りカレー”。
なぜ今、“間借りカレー”のブームが起こっているのか、徹底分析してみました。
そこには、“間借り”でお店を開く際のヒントがいっぱい詰まっていたのです!
間借りカレーってそもそも何なの?
間借りカレーとは、バーやスナックといった夜のみ営業している飲食店のスペースを、ランチタイムに借りて営業するスタイルのカレー屋のこと。
大阪では昔からあったそうですが、ここ数年、東京でもメジャーに。
カレー好きのみならず、ブームに敏感な人から熱い注目を集め、人気TV番組で特集が組まれるほど大人気なんです。
では、そのブームの理由はどのようなところにあるのでしょうか?
“間借り”だからこその個性が際立つメニュー
間借りカレーの特徴として、始めやすい規模から始めて、試行錯誤しながら“自分の味”を育てていける点があります。
最初からテナントや賃貸を借りてお店を開くより、経営の小回りが利くため、エッジのきいたメニューや珍しい食材を使ったレシピにも気軽にチャレンジ可能。さらに、こじんまりとしたお店なので、お客様との距離が近く、反応を間近で見ながら、どんどんカレーを進化させることができます。
他のお店では味わえないカレーを楽しめるのが。人気の秘密だといえるでしょう。
“間借り”だからこそファンがつきやすい
例えば、行きつけのバーで、昼間に間借りカレーをしているとしたら、「試しに行ってみよう」となる方も多いと思います。全くの新しいお店より、興味を持ってもらえる可能性が大きいわけです。
また、昼間だけこぢんまりとやっているお店ということで、“自分だけが知っているお店”といった意識がわきやすく、ずっとお店の変化を追うファンがつきやすいのも強み。常連さんがSNSで拡散するのを見て、新たなお客さんが来るなど、たくさんのメリットがあります。
お店のインテリアの雰囲気に合わせたカレーを開発する、器にこだわるなど、さまざまな工夫をするとさらに効果的です!
“間借り”の飲食店には大きな可能性がある!
いかがでしょうか。
・個性の際立つメニューを提供できる
・ファンがつきやすい
といった“間借り”ならではのメリットが、ブームにつながっているんですね。
事実、“間借りカレー”として人気が出て、実店舗を持つまでに成長したカレー屋も多数。
すでに、ファンがついているので、経営も安定しているケースが多いんです。
理想のお店づくりの足掛かりに、まずは“間借り”でオープンしてみませんか?