初期費用やランニングコストを抑えられるなど、間借りで開業するメリットはたくさんあります。
しかし、物件選びで失敗してしまうと、「こんなはずじゃ…」と後悔することになりかねません。
そこで、理想のお店を実現するための、間借りの物件選びのポイントをまとめました。
費用や借りられる時間など、基本条件を徹底的に確認
スペースを借りる際に、必ず確認しておきたいのがこちら。一見当たり前に思えますが、意外と見落としがちなので、細心の注意を払いましょう。
借りられる期間や時間、賃貸料などはもちろん、光熱費や備品の修繕費といった、グレーゾーンになる傾向があるところほど、入念にチェック。
トラブルを防ぎ、気持ち良く間借りするために、大切なポイントです。
間借りの際のルールをチェック
間借りの場合、自分の物件ではないので、店内の模様替えやチラシの設置などもオーナーの許可が必要です。
契約をする前に、どこまでOKなのか、OKであれば条件の詳細まで確認しておくと安心です。
お店の運営に必要な物が置けない…。
思い描いていたお店づくりができない…。
といった事態を避けるために、ぜひチェックしておきましょう。
お店の客層に合った物件を選ぶ
例えば、主婦層向けのカフェとサラリーマン向けの定食屋では、向いている物件は全く違います。
主婦層向けのカフェであれば、ファミリー層が多く住む地域で、可愛らしい内装の物件が。
サラリーマン向けのカフェであれば、オフィス街の近くで、シンプルな内装。できれば、電源がある席がある物件が良いでしょう。
また、お店のコンセプトに合わせて、間借りする物件を選ぶことで相乗効果も狙えます。例えば、サラリーマンをターゲットとする店の場合、彼らが好んで行きそうな居酒屋を昼の時間、借りるとします。
「昼に定食屋をやっているなら、行ってみようかな」と集客につながる可能性は大いにあります。
さらに、チラシの設置がOKの場合、ターゲットに近い層に、効率的にチラシを受け取ってもらえます。
店舗経営の最大の課題は、集客と言われています。自分のお店のコンセプトやターゲットを徹底的に考えて、戦略的に物件を選ぶことをおすすめします。
まとめ
いかがでしょうか。
間借り物件を選ぶ際のポイントが、よく分かったかと思います。
まとめると、以下の通りです。
・費用や借りられる時間など、基本条件を徹底的に確認
・間借りの際のルールをチェック
・お店の客層に合った物件を選ぶ
この3点を心がけ、賢い物件選びをしましょう!