間借りスペースを貸したい方必見!
空いているスペースを貸す際に必ず確認すべき点をご紹介いたします。
無用なトラブルを避けるために、是非チェックしてください。
■物件のオーナーの許可
自身で物件を所有している場合は、誰に貸しても問題はありません。
しかし、賃貸物件は別です。民法第612条には「賃貸人の承諾を得なければ転貸できない。もし、違反した場合には賃貸人は、契約の解除をすることができる」とあります。
つまり、オーナーに無断で貸してしまうと、その物件を貸してもらえなくなる可能性があるのです。
もし、契約解除までいかなかったとしても、無断でまた貸しされたオーナーは良い気分がしません。
さらに無断で貸した場合は、貸した相手が火事を起こしたり、部屋を破損したりした際の責任は「本来の借主」にあります。思わぬ大きな損害を受けてしまうかもしれません。
「スペースを貸したい」と思った時点で、まずはオーナーに交渉しましょう。
■物件内の設備や光熱費についての取り決め
賃料や利用時間などは、事前にしっかりと取り決めをする方がほとんどです。しかし、物件の設備や備品、光熱費などについてはおろそかになりがちです。いざ何かあったときに、大きなトラブルとなりますので、必ず事前に確認しておきましょう。
では、確認不足によりどのようなトラブルが起こり得るのか、例をあげてみてみましょう。
(1)内装変更可否の確認不足
借主が壁に穴を開けて、黒板を設置してしまった。すぐに元の状態に戻すよう頼むも、納得してもらえない。
(2)備品破損時の費用負担の確認不足
借主がうっかり備品のプリンターを壊してしまい、修理代を請求。しかし「何年も前から使っているから、経年劣化ではないか」と言われて拒否されてしまい、話し合いがまとまらない。
(3)光熱費の負担の確認不足
間貸しをしてから光熱費が跳ね上がったので、借主に負担を頼んだら「契約にない」と拒否されてしまった。
もちろん、細かい取り決めをしなくてもスムーズに貸し続けることはできるかもしれません。
しかし、せっかく空きスペースを活用して収入を得ようとしているのに、金銭トラブルに巻き込まれるのは避けたいですよね。
事前に細部まで取り決めをしていくことをおすすめします。
まとめ
いかがでしょうか。
間借りスペースを貸す際に確認すべき点と、確認不足が引き起こすトラブルについてご紹介しました。
ぜひ参考にしていただけると幸いです!