開業資金や運転資金を大幅に抑えられ、自分のペースで開業できると大きな注目を集めている「間借り」。
メディアでも取り上げられた「間借りカレー」などを始め、さまざまな業態のお店が増えてきています。
間借りで店を始めるにあたって気になるのが、インテリアや内装。
間借りの場合、他の店舗などのスペースを借りるので、必ずしも自分の思うように手を加えたり、インテリアを置いたりできないケースも多いです。
そこで、この記事では“元の状態を活かす”という視点で、間借りスペースをおしゃれにする方法をご紹介します。
■古民家がおしゃれなアジアンテイストに
間借り物件のなかでも古民家は、独特の味があり注目されています。
正統派の和風の空間に仕上げるのも素敵ですが、おすすめはアジアンテイスト。
木のぬくもりがあふれる古民家と相性バッチリ。ワンランク上のおしゃれなスペースを作れます。
東南アジアで売っているようなラグやバンブーのスティックを使用したルームフレグランスを置いたり、ちょっとした小物を置いたりと少しの工夫でグッと雰囲気が変わります。あまり費用をかけずに、素敵な空間を演出できるスタイルといえるでしょう。
マッサージ店やエスニック料理店などに、おすすめのスタイルです。
■スナックで昭和レトロなスペースに
カレー屋や定食屋、喫茶店などにおすすめなのがこちらのスタイル。
昔ながらのスナックのスペースを借りるなら、雰囲気を統一して昭和レトロなスペースにするのがおすすめです。
昭和レトロは「おしゃれだけど落ち着く」と、中高年から若者まで幅広い世代から注目を浴びているテイストです。昭和レトロを取り入れた居酒屋なども、年々増えています。
昔の映画のポスターを貼ったり、昭和に人気だったキャラクターの小物を置いたりとアイテムを足すことで、昭和レトロな雰囲気を演出できます。カレーを銀色の食器で出すなど、食器にもこだわるとより良いでしょう。
昭和レトロな家具や小物を取り扱うお店や通販サイトも増えていますし、もしかしたら自宅や実家にあるものが使えるかもしれません。リーズナブルに特徴あるスペースづくりができる点もポイントです。
まとめ
間借りスペースというと、「元の物件に手を加えられない」「自分らしいおしゃれなお店にできない」といったイメージがあるかもしれません。
ですが、小物や食器などちょっとした工夫をすることで、魅力ある空間づくりができます。物件を見て回る時も、「どんなアレンジができるだろう」といった視点で見てみてはいかがでしょうか。