間借りカレーや間借りカフェなどの飲食店、間借りオフィスなどビジネスの立ち上げ時に間借りスペースを活用するケースが増えています。
貸主は空いたスペースを有効活用でき、借主は初期費用やランニングコストを抑えられ、人脈づくりもできるなどメリット多数。
そんな間借りブームのなかで、クリエイターから熱い注目を集めるのがシェアアトリエ。この記事ではシェアアトリエの特徴やメリットンなどをご紹介します。
■シェアアトリエとは
シェアアトリエとは、大きな建物や使われなくなった工場などのスペースを分割し、アトリエなどの作業スペースとしてクリエイターに貸し出すものです。時代の流れで廃業してしまった町工場や倉庫、テナントが入らないビルを有効活用できるとあって、物件数が増えてきています。
クリエイターたちが生活するシェアハウスとしての機能や、展覧会などを開くイベントスペースといった機能を兼ね備えているケースも多数。また、リノベーションをしたおしゃれな物件やもともとの建物の味を活かした物件など、クリエイターの気持ちをくすぐるようなアトリエもたくさんあります。
イラストレーターや彫刻家、演劇、漫画などシェアアトリエを活用するクリエイターはさまざまです。
■シェアアトリエのメリットとは
シェアアトリエのメリットは大きく分けて2つあります。一つは金銭面のメリット。もう一つは人との出会いです。
・金銭面のメリット
シェアアトリエの場合は個人でスペースを借りるよりも費用が抑えられます。作業スペースや展示会のスペース一人で借りるとなると、金銭的負担は決して小さくはありません。また、駆け出しの若いクリエイターは決まった収入がない場合が多く、物件を借りにくい場合もあります。
ですが、シェアアトリエの場合は大きく費用が抑えられ、安心して活動に集中できます。
・人との出会い
シェアアトリエの場合、さまざまなアーティストとの出会いがあるので、一人でアトリエにこもるより、インスピレーションを得るチャンスがいっぱいあります。
また、例えば演劇の舞台中で映像作家の作った映像を流すといった、違うジャンルのクリエイターとのコラボなどの試みも生まれやすいです。
他にも同じジャンルのクリエイターと一緒に合同展示会を開くなど、クリエイティブの可能性は大きく広がります。
このように、多くのクリエイターから注目されるシェアアトリエには、金銭面や人との出会いといったメリットがあります。
クリエイターとしてステップアップしたい方は、ぜひ検討してみると良いでしょう!