間借りでお店を開こうと考えている方は、開店までの流れをご存知でしょうか?
実は、お店を開こうと思ってもすぐには開店することができません。
そこでこの記事では、間借り開店を計画して、実際に開店するまでの流れについてご紹介します。
1年前からすべきこと
間借りでお店をオープンするのであれば、1年前にはコンセプトや事業計画書を作りはじめましょう。
例えば「なぜ」「誰に」「何を」「どこで」「いつ」「どのように」などのコンセプトを具体的に考えていきます。飲食店の場合は提供するモノに集中しがちですが、お店の雰囲気やサービス内容、創業の理由まで総括して考えておかなければなりません。
具体的なお店の姿が見えてきたら、事業計画を策定していきます。金融機関から融資を受ける場合、事業内容や収支計画などを具体的かつ論理的に説明できなければなりません。設備資金や運転資金を数値化し、その根拠まで明確にしていきましょう。
事業計画書は1回で作る物ではなく、何度も練り直していくものです。そのため、失敗しないためにも1年前から入念に作り込んでいくと安心です。
コンセプトが出来てからすべきこと
コンセプトや事業計画書ができれば、次は物件探しを行います。
飲食店に限らず、物件探しは事業の成功を左右するかなり大切なポイントです。すべてが完璧な物件はなかなか見つけられないので、コンセプトなどを基に「何を重視するのか」や「譲れないもの」などをリスト化しておきましょう。
探していく順番も大切で、まずはターゲットとなるお客様がいるエリアを絞っていきます。そして、そのエリアの中から、広さや家賃など条件に合う物件がないか探していきます。
希望する物件は簡単に見つかるものではありませんので、物件探しを始めたら不動産のポータルサイトや不動産会社への問い合わせ、また自分の足でエリアを歩き回るなど、普段から常に情報収集をする必要があるでしょう。
良い物件を見つけるためには、積極的に動いていくことが大切です。
物件が見つかってからすべきこと
物件が見つかればメニューを決めたり備品を購入したり、開業に向けた準備を本格化させます。間借りの場合は、備品を使わせてもらえる事もあります。もし重なってしまうと無駄になってしまうので、何をどれくらい必要かリスト化しておくと良いでしょう。
なお、開業にあたっては、様々な手続きも必要です。例えば、飲食店であれば営業許可が、人を雇うのであれば給与支払い事務所の開設届が必要になる可能性があります。不測の事態を想定して、早めに進めるようにしましょう。
まとめ
間借り営業を始める場合、1年前から入念にコンセプトや事業計画書を作っていきます。そして、コンセプトなどを基に物件を探していきます。物件が見つかっても油断はできず、開業にあたって必要な手続きを済ませなければなりません。
急なトラブルや準備不足で焦らないよう、準備は念入りに、早めに行うようにしましょう。