店舗開業後の第一歩は、まずはお客様にお店に入ってもらうこと。
お店のサービスや商品の質はもちろん大切ですが、まずは来店してもらわないと意味がありません。
入店してもらうために特に重要なのが、お店の第一印象を決める「看板」です。
隠れ家的な落ち着いたカフェを運営していても、看板に存在感がありすぎるとお店のイメージが伝わりにくいですよね。
雰囲気のあるデザインやカッコよさを追求したデザインが必ずしも店舗経営において良い看板とは限りません。
ここでは、効果的な看板を作るために役立つ知識をご紹介します。
看板を作る前に考えること
看板を作るとなると、事前に考えておくべきことがあります。
・どこに、どのような看板なら出せるか
看板が設置できる位置、種類の制限、看板使用料の有無など事前に家主様に確認してから設置する必要があります。
「窓、壁面の使用は禁止」「営業時間内のみ店先に看板を出していい」など、家主様によって色んな考え方や条件がありますので
看板を「どこに」「どのように」だしてよいか事前に確認しておくようにしましょう。
・看板使用料について
家賃とは別に「看板使用料」が必要な物件も中にはあります。
事前に契約を確認しておきましょう。
・集客においてのマイナス要素はないか
店舗看板の重要な役割は、お店があることに気づいてもらうことです。
立地や周囲の環境など、気づかれにくいマイナス要素はないかを考え、看板で解決できるよう検討しましょう。
・お店のコンセプト、魅力は何か
お客様は、看板を見てそのお店の雰囲気を想像します。
看板を見たお客様に、お店についてどのような印象を与えたいのか
お店のコンセプトや魅力は何かを考え、それにあった看板をつくりましょう。
お店のイメージにあった看板選び
看板によって、お店の雰囲気や集客効果は大きく変わってきます。
お客様にどのような印象を持ってもらいたいのか、そのお店のイメージと目的にあった看板を選びましょう。
・夜間に営業するため夜でも目立たせたい
→電飾看板、ネオンサインなど
・なるべくコストを抑えたい
→インクジェットプリント、張り紙など
・高級感を演出したい
→金属の質感、立体的に文字を浮き上がらせる、腐食看板など
・木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気にしたい
→木製看板
・親しみやすいお店にしたい
→描き文字の看板
看板にどのような内容を書くのか
単純に店名を書いただけでは、お客様は足を止めてはくれません。
お店のことを知ってもらえるよう、具体的な内容やサービスも書くようにしましょう。
<お客様に伝えるべきメッセージ>
・お店の雰囲気
・価格
・サービス内容
・お店の特徴
さいごに
看板はお店の顔です。
看板デザインを変えるだけで、今まで通りすがるだけだったお客様が入店してくれるようになり、来客数が大幅に増えたというようなお店もあります。
自分のお店を持ち、自信のあるサービスや商品があるのにお客様に知ってもらえない、なんてとっても勿体ないですよね。
自慢のお店をたくさんのお客様に知ってもらう準備として、店舗の看板についても力をいれて考えてみることをおすすめします。
当社にはデザイナーだけでなく、開業・経営において相談できるチームがありますのでお気軽にご相談くださいませ。