非常に多くの飲食店が存在する中、同じ飲食店を開いてお客様に来ていただけるようにするために必要なこととは何でしょうか。
味を追求したり、お店の雰囲気を魅力的にしたり、サービスを充実させたり…様々な方法がありますが、ある分野で特化した「専門店」を作るというのも一つの手です。
他のお店にはない専門性を持つことで、他店との差別化を図ることができ、お客様に興味を持ってもらえる可能性が高まります。
ここでは、そんな集客力のある「専門店」の作り方をご紹介します。
どの料理・食材をメインにするのか、専門店のコンセプトを決める
一言で飲食店といっても、カフェ、居酒屋、ラーメン屋、バルなど種類は様々です。
今あげたような認知の高い飲食業界はライバル店が非常に多く、大手企業もお店を出している場合が多いので、個人のお店に集客するのはとても大変なことです。
そこで、特定の料理や食材を主役にした「専門店」を開けば、自分のお店に特徴が生まれ、それを武器に集客することができます。
例えば、自然薯専門店、パクチー専門店、玄米専門店、ブリトー専門店、など。
まずは「これをメインにしたら、コンセプトとしては面白いのでは?」と思うものいくつかあげてみて、自分でも出来そうな料理や食材があれば、思い切って専門店としてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
最近では健康に気を遣う人も多いので、栄養が豊富な野菜や、美容に良い食材などを取り入れた健康志向の専門店を開くのもいいかもしれませんね。
専門店を開く時に直面する悩み
メインの料理や食材を決めて、いざ専門店を開くとなった時、次のような悩みが出てきます。
・手間や時間がかかりすぎる
・食材の値段が高すぎて現実的ではない
・大衆的すぎて、外で食べたいと思ってもらえるか分からない
このような問題に直面すると、ライバル店が少なく勝算があると思いながらも、リスクを感じて断念してしまう方も多いようです。
しかし、逆に言うとリスクの先にはこんなメリットもあるんです。
・手間や時間がかかりすぎる
→だからこそ外で食べたいと思ってもらえる
・食材の値段が高すぎて現実的ではない
→素材が良いものであれば、値段が少し高くても興味を持ってもらえる
・大衆的すぎて、外で食べたいと思ってもらえるか分からない
→家庭の味だけではなく、専門店ならではの美味しさを味わいたいと思ってもらえる
実際に専門店を始めてみると、意外とその料理(食材)のファンが多かったり
数の少ない専門店であればわざわざ調べて遠方から来て下さるお客様がいたりと、隙間産業ならではのメリットも多いんです。
専門店ならではの「こだわり」で集客力アップ
専門店ならではのこだわったメニューづくりも大切です。
例えば、和牛をメインとしたお鍋専門店の場合、お鍋のメインとなるお肉を「和牛ロース」「和牛すね肉」「和牛ほほ肉」など数種類から選べるようにしたり。
お鍋のスープも数種類用意していれば、スープとお肉の組み合わせでメニュー数がぐんと上がり、様々な味を楽しんでもらえるようになります。
また、一般的にイメージのあるメニューだけでなく、ひと味違ったメニューを展開すればお客様の興味を引くことが出来ます。
せっかく専門店を始めるのであれば、じっくりと考えを練って、とことんこだわったメニューやサービスを展開したいですね。
まとめ
専門店は一つの料理や食材に特化しているからこそのメリットが多くあります。
その反面、メニュー案や客入り、雇用面など、さまざまなところで他の業態とは違った目線が必要となってきます。
事前にしっかりとコンセプトを練り上げ、不安な点を一つ一つ解決していくことが
他店にはない魅力的な専門店を作る第一歩になります。