「本が好き」「読書が好き」という方のなかには、古本屋の店主に憧れているという方も多いでしょう。
自分の目利きで選んだ選りすぐりの本を、センス良く陳列して…なんて夢が広がりますよね。
しかし、古本屋を実際に経営するとなると、乗り越える壁は大きいといえます。
店舗を借りるには、敷金礼金がかかりますし、設備費用も必要です。最低でも数十万円はみておかなければなりません。
さらに、仕入れ代などのランニングコストも考えるとかなりの額になります。
また、古本屋で働いた経験がなく、いちからとなると目利きなどのノウハウが蓄積されていないので、経営が軌道に乗るまでは苦戦を強いられるかもしれません。会社を辞めて開業となると、当面の生活費も含めると数百万円単位の用意が必要です。
そこでおすすめなのが、間借りで古本屋を開業すること。実は古本屋と間借りは非常に相性が良いのです。特にカフェでの開業はおすすめです。
東京では、間借りで古本屋を開くための講座を開いているカフェもあるくらいなんです。
この記事では、カフェのスペースを借りて開業するメリットを詳しくご紹介します。
■手頃な規模から始められる
「まずは週末だけ、カフェの一角に小さな本棚を置かせてもらう」といったように、自分の出来る範囲でスタートできるのがポイントです。
これならコストをかなり抑えられますし、本業と並行して経営することもできます。
また、少ない本の冊数から始められるので、ノウハウがなくてもチャレンジしやすいです。
無理なく少しずつ古本屋経営のスキルを身につけられるでしょう。
■カフェのお客さんが見込み客に
カフェでのんびり読書するお客さんの姿を見かけることは多いのではないでしょうか。
古本屋を開業したとしても、本好きの人にお店を知ってもらい、来てもらうのはそう簡単ではありません。
しかし、カフェに間借りすることで自然と本好きのお客さんの目にとまりやすくなります。
また、カフェの許可がもらえるのであれば、古本屋のフリーペーパーを置かせてもらうのもおすすめ。本の紹介と営業時間を載せれば良い宣伝になります。
まとめ
古本屋の選書のセンスが気に入って、常連となる本好きの人は多いもの。
まずは、小さな規模でスタートして、少しずつ常連さんを増やし、ゆくゆくは本格的に店舗を構えるというのも一つの手です。
ぜひ、憧れの古本屋経営にチャレンジしてみませんか。