店舗運営にかかるコストを大幅に抑えられると、間借りスペースでの開業が大きな注目を浴びています。
代表的な例としてあげられるのが、テレビや雑誌といったメディアでも話題を呼んだ「間借りカレー」。
店主のこだわりが詰まったカレーの味が人気となり、実店舗を持つまでに成長した店もあります。
「自分もやってみたい」と思った方に、気をつけて欲しい点があります。
店舗運営において、最大のポイントは集客といわれていますが、それは間借りスペースで開業する際も同じ。
提供するサービスはもちろんですが、実は物件選びも集客を左右する大事な要素です。
この記事では、集客という視点で物件選びのポイントをご紹介します。
■物件の立地
物件選びで必ずチェックしておきたいのが、店舗の立地。最初のうちは、ふらっと来店する飛び込み客が多いので、通りに面した店舗がおすすめです。
駅からのアクセスも重要なポイントなので、距離はもちろん道の分かりやすさなどもチェックしておきましょう。
他にも近くに競合店がないか、ターゲットとなる層が周辺にたくさんいるかなども、事前にチェックしておくことを、おすすめします。
■物件の客層やカラー
集客を考えた場合、物件と自分の店の客層やカラーが合っているかは、非常に大切です。
間借り物件の場合、スペースを貸している店舗のお客さんがそのまま自分の店の見込み客となることが多いです。
そのため、どの年齢や性別、属性のお客さんが多い物件なのか、事前にチェックすることがポイントです。
また、物件のカラーについては、例えばアメリカンな雰囲気の店の一角に繊細なレースを扱う雑貨屋があると、違和感がありますよね。
ギャップを狙っているのなら良いのですが、そうでなければ、ただチグハグな印象になってしまいます。
逆にカラーと合った物件を選ぶことで、コストをかけずに、魅力的な店舗づくりをすることができます。
■物件のオーナーのスタンス
間借りスペースの場合、物件の外に看板やのぼりを出したり、 内装に手を加えたりする際は必ずオーナーの許可がいります。
ですので、せっかく道路に面した物件を借りたのに、のぼりや看板が出せずに集客に苦戦…といった事態も考えられます。
大切なのは、契約前にしっかりオーナーと擦り合わせておくこと。看板は出すのか、内装はどうするのかなど、しっかり計画を立てた上で、オーナーに伝えて交渉しておきましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
まとめると以下のようになります。
・間借りスペースの物件選びが、集客に影響する
・物件の立地や客層、カラー、オーナーのスタンスを事前に確認しておく
物件選びは店舗運営の大切なポイントです。こんなはずじゃなかった…と後悔しないよう、事前にしっかりチェックしましょう。