間借りの営業は、基本的に店舗オーナーの休業時間や休業日などを利用して行われます。今回は、間借り営業での集客や宣伝方法など、間借りならではの工夫をご紹介します。
1. 間借り営業の難しさ
間借り営業は、店舗の営業していない日や隙間時間に営業をすることが多いです。そのため、不定期な営業時間や少ない営業日、他店舗も利用した営業(複数店舗の利用)のような営業スタイルになる方もいらっしゃいます。このように営業時間が定まっていない場合、通常店舗での営業に比べて固定のお客さま(常連客)を見つけにくくなってしまいます。常連客をみつけるためには、宣伝方法を一工夫する必要があります。
2. 間借りの宣伝方法とは
では、間借り営業での有効な宣伝方法をご紹介します。
・看板メニューを作る
お店の目玉となる看板メニューをつくることで宣伝がしやすくなります。その店にしかない美味しい料理があると、それを求めてお客さまが来店してくれます。他にはない料理、厳選した素材など、料理のウリとなるものを携えておくと他店舗との差別化が図れます。
・SNSに料理の画像を投稿する
一押しの看板メニューが出来たら、SNSのアカウントを取得して画像を投稿し宣伝します。更に、その店舗にしかないメニューなどを毎日SNSに投稿しましょう。まずはお店を知ってもらうことが大切です。メニューを見て関心を持ってもらえれば、それを見たお客さまが来店してくれる可能性が高まります。また、偶然来店したお客さまも、その料理を気に入れば「どんなお店なののか」と気になるものです。SNSで店舗について紹介しておけば、それを見て再度来店していただく可能性も高まりますよ。
・出店状況を告知
お店に興味をもってくれたお客さまがスムーズに来店できるように、間借り店舗の営業状況をSNSで告知しましょう。間借りでの営業時間は、週1回などの少ない営業日や、不定期での営業、他店舗での営業などイレギュラーな状況が多々あります。出店のスケジュールをSNSに投稿し、予約も取れるようにしておけば来客数の見込みも把握できるようになるので、より効率よく間借り営業を行うことができます。
・デリバリーの利用
デリバリーでの販売も効果的です。少し前までは、デリバリーといえば宅配ピザや宅配のお寿司が有名でしたが、最近ではデリバリーを専門に行う業者が注目されています。これらのサイトにレストラン事業者として登録すれば、デリバリー会社のサイトから注文が入り、専任のスタッフが料理を届けてくれます。従来のようにデリバリースタッフを雇う必要もないのでとても便利ですよ。
3. まとめ
間借り営業の宣伝は、SNSを通して行うのがおすすめです。さらに、デリバリー専門の会社を利用することで新たな顧客を開拓することも可能です。宣伝方法を工夫しながら上手に営業を行いましょう。