「将来を見据えて簡易的に自分の店を持ってみたい」「経費を安く抑えつつ飲食店を本格的に経営したい」など、多様なニーズに応える“間借り”の営業スタイル。
一般的に店をオープンするときは、初期投資が必須です。
内装や設備、備品など必要なものが多く、まとまった金額がどんどん引き落とされていくでしょう。
間借りなら既存の設備を借りられるので、あらゆる経費を大幅カット!
今回は、その中でも代表的な5つの経費について詳しく紹介していきます。
◎設備設計費
店を新しくオープンする場合、内装を考えなくてはなりません。
お客さんや従業員の動線を想像しながら、最適なレイアウトが求められます。
何度も設計士と打ち合わせするのは大変ですし、なにより0からすべてを造るとなるとそれだけ費用もかさむもの。
まだ実際にカタチにはなっていなくても、設備設計に関する経費は見逃せません。
◎設備工事費
設計図が完成したら、いよいよ工事スタートです。
現場の作業員の人件費、材料や重機の搬入など、かかる費用は相当なもの。
イメージがカタチになる過程を見られる……という楽しみこそあるものの、費用的な痛手は避けられないでしょう。
◎厨房機器
飲食店の要といえる、厨房。
「まな板と包丁さえあればいい」というわけにもいかず、冷蔵庫、食器洗浄機、製氷機など必要なものは多岐にわたります。
◎什器購入費
厨房以外にも必要なモノはさまざまです。
たとえばレジ台、インテリア、料理用の器など。
こだわるほど費用がかさむので、できれば最初からあるに越したことはないでしょう。
◎家具
家具類は、お客様をおもてなしするために欠かせないものです。
テーブル、椅子をはじめ、キッズ用ミニチェアなども用意があると喜ばれるでしょう。
家具によってお店の雰囲気は大きく左右されます。
クラシック系の家具なら格調高い印象を与えられますし、無骨なテーブルなら大衆店のにぎわいを彷彿とさせるでしょう。
客席の数だけ用意しなければならないため、一式そろえるとしたら経費は相当なもの……。
しかし間借りなら、すでに家具類はそろっています。家具があらわすイメージが自分のお店のイメージと一致していたら、これほどすてきな出会いはありませんね。
◎まとめ
間借りではすでに完成された設備を使うため、自店の新規オープンに比べて、経費や初期投資が各段にリーズナブルに済みます。
費用を抑えながら収益をはかれるので、営業スタイルとしてはとても賢いやり方といえるでしょう。
間借り物件を活用して、賢くお店を展開していきましょう♪